クラシック・ギタリスト、ミロシュがデビュー10周年記念アルバム発売決定

クラシック・ギタリスト、ミロシュが、自身のために書き下ろされた2つの世界初演のギター協奏曲を収録した新アルバム『The Moon & The Forest』を4月30日にリリースされることが決定。あわせて、先行シングル「Ink Dark Moon, II. Largo flessibile」が本日2月26日より配信がスタートした。

ミロシュがデビュー・アルバム『ミロシュ・デビュー!~地中海の情熱』で世界を席巻してから10年。デビュー10周年を記念し、本作はカナダの伝説的な映画作曲家ハワード・ショア(「ロード・オブ・ザ・リング」、「ホビット」他)と、アメリカを拠点に活動するイギリスの作曲家ジョビー・タルボット(バレエ音楽:「不思議の国のアリス」、「冬物語」他)の両作曲家と緊密に協力したものとなっている。

ショアは自身の作曲「The Forest」について、「私の音楽は、自然から直接影響を受けているように思います。季節の移り変わりは、作品を整理するための方法でもあり、作品の構成の指針にもなりました。」と述べている。ミロシュはこの曲について、「私は、音の質感、音楽的な色の濃淡の中に、ハワードが私の故郷モンテネグロの響きを織り込んでいることに心を打たれました。モンテネグロの森は、最初から私インスピレーションの源であったので、出来上がった曲はとても個人的でスリリングなものになっています。」と語る。

そして、タルボット作曲の「Ink Dark Moon」はイギリスのクラシック音楽コンサート・シリーズBBCプロムスで、怪我から復帰したMILOŠの舞台復帰を記念して初演された。ミロシュはこの曲について次のように語る。

「「Ink Dark Moon」は完璧なシンフォニーのような作品です。ジョビーはギターを称え、その繊細な声を音と色のベールで包み込む。この曲を演奏すると、私の想像力は私の知らなかった場所へと広がっていきました。」タルボットは自身の作曲について、「このようなユニークな才能を持つミロシュのために新しい協奏曲を書くにあたり、私はミロシュのコミュニケーションと表現力という、特別で並外れた才能のためのプラットフォームを作りたいと考えました。彼のソロ・コンサートで見たような、聴衆と演奏者の間のユニークな結びつきの余地を残すことができればと思いました。」と話す。

また、本作は2つの世界初演の協奏曲のほかに、エイナウディの「Full Moon」とシューマンのピアノ曲『子供の情景』より「トロイメライ」をソロ・ギターのために親密にアレンジした新作も収録されている。

■商品情報

ミロシュ

『The Moon & The Forest』

2021年4月30日(金) デジタルリリース

予約・先行シングルなどはこちら 

<収録曲>

JOBY TALBOT:「INK DARK MOON」

1. I. Andante espansivo

2. I. Allegro molto energico

3. I. Luminoso

4. I. Allegro energico

5. II. Largo flessibile

6. II. Adagio contemplativo

7. III. Allegro vigoroso

EINAUDI ARR. MICHAEL LEWIN

8.「Full Moon」

HOWARD SHORE:「THE FOREST」

9. Movement I

10. Movement II

11. Movement III

SCHUMANN ARR. MICHAEL LEWIN

12.「Träumerei」 (from Kinderszenen Op.15 No.7)

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