ガガ愛犬“誘拐”一部始終の防犯カメラ映像 犯人たちが「あきらめろ!」と怒鳴り発砲

銃撃と犬強奪の事件現場(ロイター)

米歌手レディー・ガガ(34)の愛犬3匹を散歩させていた代行業の男性が何者かに銃撃され、うち2匹がその場から盗まれた事件で、米芸能サイト「TMZ」は犯行の一部始終が映った監視カメラの衝撃映像を入手した。そこには複数の犯人の姿と、撃たれて路上に倒れ、泣き叫ぶ被害者の様子がとらえられていた。

事件が起きたのは24日夜(日本時間25日午後)。ライアン・フィッシャーさんがハリウッドの住宅街でガガのフレンチブルドッグ「アジア」「コージ」「グスタフ」を散歩させていたところ、突然、乗用車が止まり、出てきた犯人らに襲われた。

胸部を撃たれたフィッシャーさんは、住民の通報で救急搬送されたが、命に別状はないという。

現場近くの住宅に設置されていた防犯カメラの映像は音声付きで、白いセダンがフィッシャーさんの真横で停車し、後部座席から2人の男が飛び出してくる姿を映している。

男たちは「あきらめろ!」と怒鳴りながらフィッシャーさんに犬を渡すよう要求。パニック状態のフィッシャーさんは抵抗しながらも、大声で助けを求めた。

犯人らは2匹を奪うと車内に載せ、その間に「パン!」という一発の銃声が鳴り、路上に倒れたフィッシャーさんが「オーマイガッ!」と泣き叫ぶ声や、逃げた1匹がフィッシャーさんのもとに駆け寄る様子も記録されている。

犯行は約40秒間の出来事だった。

盗まれたのは「グスタフ」と「コージ」で、難を逃れた「アジア」は駆け付けた警察に無事保護された。

警察はフレンチブルドッグは米国で人気が高く、高価で取引されてことから、転売目的の犯行の可能性を示唆。また、TMZは、犯行に使用された車両は日産アルティマか同セントラだとしている。

一方、イタリア・ローマに滞在中のガガは、2匹が無事に返ることができれば50万ドル(約5300万円)を支払う用意があるとしている。

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