盟友から「当てんなよ」 ソフトバンク・千賀は “柳田立ち” ブルペンで締める

ブルペンで調整したソフトバンク・千賀

ソフトバンクのエース・千賀滉大投手(28)が宮崎春季キャンプ最終日の26日、ブルペンで投球練習を行った。

カットボール、カーブ、スラーブを交え30球。20球目からは柳田悠岐外野手(32)が目慣らしで打席に立っての投球だった。千賀が「インコース」と予告して、柳田が「当てんなよ」と返すなど、公私で仲が良く互いを認め合う2人らしいやり取りも。両ふくらはぎの不調でリハビリ組で調整してきた右腕だが、すでに150キロを超えるボールを投げ込んでおり「全体(練習)には入れなかったけれど、自分のやれる範囲の中でいい時間を過ごせたと思います」と宮崎での1か月を振り返った。

今後は「(春季キャンプで)レベルアップできたと思う部分もあるので、それをしっかり煮詰めていって、しっかり数をこなしていけるようになると自分の中で今年また楽しみなピッチングができるんじゃないかという感覚もある」と明るい見通しを語り、帰福後の調整に自信を見せた。

「ひとまず3月、福岡に戻ってもケガをせずにいい時間を過ごして、一軍に良い形で行けるように準備をしていきたいと思います」と語った千賀。唯一無二の鷹のエースが万全復帰に向けて、段階を踏んで調整ペースを上げていく。

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