中3集団暴行死、検察官送致の16歳少年2人を起訴 横浜地検

横浜地検

 横浜市保土ケ谷区の公園で中学3年の男子生徒を集団で暴行して死亡させたなどとして、横浜地検は26日、横浜家裁から検察官送致(逆送)されていた同市在住の16歳の少年2人を傷害致死などの罪で起訴した。

 起訴状などによると、少年らは別の少年4人と共謀の上、1月4日、同区内の公園で同市瀬谷区に住む男子生徒=当時(15)=の顔や頭を殴る蹴るなどして急性硬膜下血腫などの傷害を負わせ、同月15日に死亡させた、とされる。

 少年2人のうち1人は昨年5月に同市内でオートバイを無免許運転したとして道交法違反の罪でも起訴され、もう1人は同10月に同市内で自転車を盗んだとして窃盗罪でも起訴された。

 公園での傷害致死事件では、今回の2人を含む少年計7人が逮捕、家裁送致された後、逆送されていた。

 県警によると、少年らは「タイマンリレー」と称して代わる代わる暴行を加えたとみられる。

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