
唐津市相知町の見帰りの滝の下流約1キロにある「ほたる橋」付近で、満開の河津桜が川沿いを春色に染めている。ソメイヨシノなどの桜よりも1カ月ほど早い開花に、春を待ちわびた人たちがカメラ片手に訪れている。
伊岐佐川沿いや周りの山肌に約100本の河津桜が咲き誇っている。濃いピンク色の花びらが開き、山あいを鮮やかに彩っている。
長崎県松浦市から訪れた藤崎祐子さん(68)は「ここ(見帰りの滝)の有名なアジサイしか見たことがなかった友人を連れてきた。ロケーションが素晴らしい」と持参した弁当を広げながら、一足早い春を満喫していた。
毎年開かれている「河津桜まつり」は新型コロナウイルスの影響で中止となった。3月7日ごろまでは午後6時20分から3時間、ライトアップしている。(写真と文・鶴澤弘樹)
