サッカーJ2開幕 吉田V長崎初陣 ホームで金沢戦

2月の宮崎キャンプで選手に指示を飛ばすV長崎の吉田監督=宮崎県西都市、清水台総合公園

 サッカーの明治安田J2リーグは27日に開幕する。27、28日に各地で第1節の計11試合が行われ、V・ファーレン長崎は27日午後2時から諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で金沢と対戦。4年ぶりのJ1昇格に向けた2021年シーズンがいよいよ始まる。
 昨季は勝ち点80を積み上げたものの三つどもえの昇格争いに敗れて3位。吉田監督の下、攻撃的サッカーに磨きを掛けて雪辱を期す。昨季のメンバーをベースにストライカーの都倉、センターバックの新里を獲得。弱点の補強を図っている。
 初戦で顔を合わせる金沢は昨季18位。ハイプレスを持ち味にするチームだが、V長崎は昨年12月20日の最終節で3-1で快勝しており、幸先のいいスタートを切るには悪くない相手と言える。開幕戦のホーム開催は3年連続で、過去2年はいずれも1-0の勝利で飾っている。
 指揮官としての初陣となる吉田監督は25日の練習後、囲み取材に応じて「アグレッシブに戦う姿を見せたい」と宣言。2年連続主将の秋野は「開幕が近づくにつれて士気が上がってきた。すごくいい雰囲気」と意気込んだ。
 昨季に引き続き交代枠5人ルールが踏襲されるほか、今季は新たに「みなし開催」の規定を追加。試合日に新型コロナウイルス感染などで選手13人をそろえられないチームは、代替日を確保できない場合、0-3の敗戦となる。勝ち点や得失点差で大きなビハインドを負いかねず、健康管理に細心の注意が求められる。

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