トヨタのロバンペラ「ラインが膨らみ、雪壁に突っ込んでしまった」/WRC第2戦アークティック デイ1後コメント

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 2月26日、フィンランド北部のロバニエミでWRC世界ラリー選手権第2戦アークティックが開幕した。競技初日はSS1とSS2が行われ、この両ステージでベストタイムを記録したオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)がデイ1終了時点でトップに立っている。そんなアークティック・ラリー・フィンランドのデイ1を終えた各陣営からドライバーコメントが発表された。

■Mスポーツ・フォードWRT

●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合10番手

「ステージをとても楽しめたし、信じられないくらい素晴らしいコンディションだった! シェイクダウンでとても良い感触が得られたから、SS1でタイムをかなり失ってしまったことにはがっかりした」

「でも2度目の走行ではリズムを取り戻して、かなり良くなったよ。この結果を出せたことは良いことだし、明日も続けていく必要がある」

「もちろんまだ先は長いけれど、とても楽しみにしているんだ。もしSS4が僕が思っているような良いステージだったら、僕がドライブしたなかでもトップ5に入るステージになるだろう。あそこへ戻るのが待ちきれないよ!」

ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) 2021WRC第2戦アークティック

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合6番手

「このコンディションを本当に楽しむことができた。素晴らしいステージを備えた、しかるべきウインターラリーだ。自分のドライビングと、走行中のミッコ(・マルックラ/コドライバー)との連携に満足しているよ」

「ファステストタイムと比較すると、僕たちはまだまだ望む位置にはつけていない。でも高速のラリーではいつもこのようなものだ。改善を続けて、ともに前進していくよ」

テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC) 2021WRC第2戦アークティック

■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合4番手

「このまったく新しいWRCイベントで、かなり満足なスタートを切ることができた。イベント前のテストと比べると、僕たちはグラベル上の雪を速く走り抜けることができた。グリップは高かったが、タイヤの磨耗も同様に高かった」

「シェイクダウンでひとつめのスタッドを失い、午後にもまたいくつか失った。こうしたコンディションでもマシンの挙動は良かった。午後は調子が良かったよ。4番手まで順位を上げたので、明日の出走順が有利になった」

「この出走順を活かす必要があるし、前後のマシンと戦わなければならない。同時に、僕はマルティン(・ウィダグ/コドライバー)との新たな協力関係を引き続き築いているところだ」

ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021WRC第2戦アークティック

●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合首位

「僕は満足していると言っておこう。でも、まだごく初めの段階だから、有頂天になれる理由はないよ。非常に難易度が高くて道路のアップダウンのある、フィンランド特有のジェットコースターのようなテクニカルな1日だった。大仕事だったのは確かだ」

「出走順とタイヤ選択が大きな要素になった。マシンバランスは良かったが、つねに改善の余地はあるから、取り組むべきことがある」

「今の時点で僕たちは首位にいるけれど、ライバルたちとは出走順が違っていたから、明日はあらゆることが変わる可能性がある。集中してプッシュを続けていく必要があるね」

オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021WRC第2戦アークティック

●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合2番手

「ここ特有のコンディションは素晴らしい。暗闇のなか、森を時速200kmで走るのは特別な感触だ。間違いなく楽しめたよ! 僕の出走順は有利だったけれど、正直に言って特に最初のステージでは、そのアドバンテージをフルに活用できたとは思っていない」

「SS2ではプッシュしようと試みた。スタートの時点ではやりすぎたかもしれない。なぜなら終盤に向けて苦戦していたからだ。最後の3kmから4kmの間にスタッドを失ったんだ」

「これは空白期間と経験のせいだ。6カ月ぶりにマシンを走らせてペースを出すことができるとは分かっていたけれど、細かいことを調整するには時間がかかる。ブランクが空くと競技に出たいという想いが募るものだ。だからフルプログラムで自信と安心感を持てるのは素晴らしいことだね」

クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021WRC第2戦アークティック

■TOYOTA GAZOO Racing WRT

●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合9番手

「とても困難な1日となり、理想的なスタートをきることができなかった。今晩は、もう少しトップに近い位置につけたかったというのが本音だ。ドライビングについては良いフィーリングだったが、タイムは良くなかった」

「もし気温が低ければもっと良かったのかもしれないが、残念ながら今日は今年初めてプラスの気温になってしまい、出走順が1番だった我々の助けにはならなかった」

「路面の雪はとても柔らかく、かなり不利なコンディションでの走行となり、2回目の走行でも状況は好転しなかった。明日もトライを続け、何ができるのかを確かめたいと思う」

セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021WRC第2戦アークティック

●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合5番手

「自分にとっては悪いスタートではなかった。たしかに出走順は早くベストな条件ではなかったけれど、1回目のステージはクリーンに走ることができましたし、2回目も暗闇のなかでそこそこの走りができたと思う」

「同じステージの1本目と2本目では、轍が多く刻まれ、滑りやすい雪が散らばるなど路面コンディションが大きく変わっていて、とても大変だったよ」

「今日の最大の目標は、明日の出走順を少しでも良くすることだったが、それをひとまず達成できたので、明日はできる限り順位を上げられるように頑張りたいと思う」

エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2021WRC第2戦アークティック

●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合3番手

「最初のステージはハードに攻め、序盤はとても良かったのだけどジャンクションでミスをしてラインが膨らみ、雪壁に突っ込んでしまった。もう少しで走り抜けられたのですが、結局バックで脱出することになったよ」

「2本目のステージは雪の下から未舗装路が露出しているようなコンディションで、強いアンダーステアを感じるなどセットアップが最適でないことは序盤からわかっていた」

「その結果フロントタイヤが傷み、終盤はとても苦労した。総合3位につけているとはいえ、少し残念なスタートになってしまったが、明日までにセットアップを改善して、戦い続けられると信じている」

カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021WRC第2戦アークティック