コロナ禍でも熱気があふれ、NGナシのプロの現場!『その女、ジルバ』の収録に密着!

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現在、フジテレビで放送中のオトナの土ドラ『その女、ジルバ』(東海テレビ制作)。池脇千鶴演じる40歳の主人公・新(あらた)が、超高齢熟女BAR「OLD JACK&ROSE」で働く、明るくポジティブな熟女ホステスたちに感化され、前向きに生き始める姿を描く。

生きる気力を失い沈んでいた新が、回を重ねるごとに明るくきれいになり、友情も恋もゲットしていくストーリーと、それを演じる池脇の演技力の高さに、「演技に引き込まれる」「元気がもらえた」「もらい泣きした」と大きな反響が起こっている。

フジテレビュー!!では、物語も終盤に突入した第8話の収録に密着し、あるシーンを取材した。その模様をレポートする。

<『その女、ジルバ』撮影レポート>

取材班が現場にお邪魔したのは、1月下旬。東京近郊のあるスタジオの中に、BAR「OLD JACK&ROSE」のセットが建てられていた。おなじみの入口から店内に入ると、すぐ右手にジルバママの写真が飾られていてちょっと感動する。

まるで本当のお店のようなセットの入口
ジルバママ(池脇千鶴/2役)の写真とゆかりの品が置かれたコーナーが

動画でチェック!BAR「OLD JACK&ROSE」セットツアー!

正面に目をやると、メインの芝居場である真っ赤なソファが。そこへ、池脇、新の上司・前園役の山崎樹範、エリー役の中田喜子がきて、早速ドライと呼ばれるリハーサルへ。

このシーンは、会社を辞めて「OLD JACK&ROSE」での仕事に専念すると決めた新を心配した前園が、店を訪れるという場面。2人でこそこそと話しているのを見たエリーが「何を話しているの?」と興味津々でやってくる。

右は、第8話を演出する根本和政監督

コロナ禍とあって、みなマスクやフェイスシールドを装着し、会話も極力慎みながら撮影しているため、どこか緊張感も漂うが、無邪気なエリーの登場に、現場にはやわらかい空気が流れた。

池脇の表情を撮るため、同じシーンを逆側から撮影
セットの外にはタブレットを使ったモニターが置かれシーンを確認できる

続いては、江口のりこ演じるスミレがナマコ(久本雅美)を訪ねて店へ来るシーン。そこで、前園がいることに驚き、一方の前園は、「まずい!」とばかりおしぼりで顔を隠す…というコミカルなやりとりが展開される。

「見つかった!まずい!」と顔を隠す前園(左)
妊娠しているスミレ(江口)の体を心配し「酒は飲まない方が…」と注意する前園に「飲みません!」とすごむスミレ

その後、スミレが交際中の石動(水澤紳吾)と連絡が取れなくなった、と打ち明けるシーンへ。不安でいら立つスミレに、空気の読めない発言する前園。

それを新がたしなめるのだが、ここで池脇は、あるジェスチャーを入れ小声で前園をディスるような演技を見せた。

これには、キャスト、スタッフからも笑いが起こり、前園のKYぶりが浮き立ち面白いシーンになった。一方の山崎も、動じることなく見事にリアクション。その後も、池脇は多少のアレンジを加えて、違う芝居を繰り出していた。

提供)東海テレビ
テーブルには、エリーのごり押しで前園が注文したおでんとよだれ鶏が

その後も、池脇は、梅垣義明演じる滝口、草村礼子演じるひなぎくとのやりとりもどんどんこなしていく。

ここまで見て感じたのは、本当にNGが少ないこと。演技達者な役者揃いとはいえ、取材班が見た2時間ほどの収録の中で、役者陣が明らかなNGを出したことは一度もなく、とにかくスムーズに撮影が進んでいったのが印象的。

先に書いたように、コロナ禍で制約も多く、緊張も漂う中での撮影ではあったが、さすがは世間の注目も高く、視聴率も上々のドラマだけあって、得も言われぬ熱気と高揚感にも包まれた現場だった。