【J1】浦和は先制もFC東京と引き分け

後半、先制ゴールを決めた阿部勇樹(右から2番目)と槙野智章(左から2番目)

J1浦和は27日、開幕戦でFC東京(埼スタ)と対戦し、1―1で引き分けた。

浦和は前半5分にMF小泉佳穂(24)がスルーパスを送ると、沖縄キャンプ中の今月4日にクラブ規律に反して外食し、罰金と厳重注意処分を受けていたFW杉本健勇(28)が反応。右足で汚名返上の一撃を決めたかに思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で検証した結果、オフサイドと判定。今季チーム第1号は幻となった。その後は両チーム決め手を欠き、0―0で前半を折り返した。

後半もこう着した状況が続く中、同29分に浦和は右CKから小泉がクロスを供給し、MF明本考浩(23)が頭で中央へそらす。そのボールをDF槙野智章(33)が詰めるも、相手GKが好セーブ。しかし、こぼれ球をMF阿部勇樹(39)が執念で押し込み、先制に成功した。

対するFC東京も同41分にFKのチャンスを得ると、キッカー・MF三田啓貴(30)の正確なクロスにDF森重真人(33)が頭で合わせ、すぐさま同点に追いついた。

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