【地方移住検討中】地方移住を検討し始めて学んだ5つのウソホント

新型コロナがきっかけで地方移住により興味をもった。先輩移住者さんから色々話を聞いたり、自治体の移住相談員に地域のことを聞いたり下見もしてきた。自分で調べていると地方や移住のウソホントが見えるようになってきた。

地方が衰退のウソホント

「地方移住する」とまわりに言うと、「大丈夫か?」と言われることが多い。そんな時、お前の方が大丈夫か?と心の中で思っている。東京は常に大丈夫で、地方は衰退しているという決めつけにうんざりする。東京に本社を置く大企業の方が伸び悩んでいて、地方企業の方が寧ろ東京でも世界でも成功している。

■地方発の元気な企業
北海道:ニトリ
石川県:小松製作所
山口県:ファーストリテイリング(ユニクロ)
広島県:ダイソー
福岡県:TOTO
長崎県:ジャパネットたかた
熊本県:シタテル
宮崎県:霧島酒造 etc.

人材も市場も限られた地方で成功するには、経営者の覚悟はもちろん、意思決定のスピードやPDCAの回転率の高さも求められるだろう。それらが出来ている地方企業は、他地域への展開も早いし海外へも積極的に進出している。

移住ランキングのウソホント

地方移住に関する人気ランキングなどは、ぶっちゃけ移住先を決める上で役に立たない。1,700以上もある自治体を対象にしたランキングは、そもそも存在していない。自治体が移住PRに熱心であればランキングは上がっていく。かと言って移住者の満足度については概ね触れられていない。

よく聞く移住人気ランキングは、東京人が移住先として相談センターに相談した件数がベースになっている。そりゃ関東近郊が上位になるだろう。人気移住先より、その隣町や近隣の自治体を自分で調べてみよう。ランキングには出てこない、あなただけのお宝エリアがきっと見つかる。

地方はお金がかからないウソホント

地方の空き家を見ていると100万以下のものもある。無料に近いものすらある。だからと言って、いきなり購入する人はいないと思いますが、やっぱり注意した方がいい。普通に暮らすためには、リノベが必須で少なくとも100万前後は必要だろうし、聞き慣れない上下水道の引き込み代や利用料がいる場合も。

クルマ生活になれていない都会人は、予想以上に維持費がかかることを認識しておこう。地方移住で、クルマがなくても大丈夫!と言うメディアや自治体の人はいるけれど、実際の移住者でクルマ不要という人に出会ったことがない。人数分いるよと言われる方が普通(笑)。クルマ代は覚悟しておこう。

地方移住の失敗ウソホント

地方移住の失敗をキャッチーに書きたてる人がいる。よく読んでみると、その人の失敗談ではなく、また聞き失敗談が多い。ご本人の記事を読んで見ても、人間関係、生活費、不便、虫が・・etc. それって移住前からわかってるやん的なことが多い。私の周りには地方移住の出戻り組が何人かいる。だけど、彼らはまた地方移住を検討している。

私の場合も、家族で東京から大阪へUターン移住したが、数ヶ月で妻と娘を東京に戻した経験がある。これはきっと失敗なんだろうけど後悔はしていない。移住の失敗なんて、やってみないとわからないし、中途半端な情報に惑わされことなく、まずは自分が思う地方移住を実践してみよう。

芸能人の地方移住ウソホント

芸能人の地方移住がテレビやネットニュースで取り上げられることが増えた。地方移住と聞くと、言葉通りに「移って住む」、いわゆる完全移住をイメージしてしまう。でも、多くの芸能人の地方移住は、完全移住ではなく二拠点移住だ。週末移住する場合もあれば、ご家族だけが移り住んでいる場合もある。

地方移住の先駆け言われる萩本欽一さん(欽ちゃん)は後者だ。40年ほど前に神奈川県二宮町町に自宅を建てて奥様とお子様が移住した。東京にうんざりした奥様の希望で静かな町を選んだそうだ。松山ケンイチさんの北移住も、高木美穂の那須移住も二拠点移住で東京にも自宅がある。

ギター侍で一世を風靡した波田陽区さんや元モーニング娘の中澤裕子さんは福岡に完全移住している。地方移住にもスタイルは様々、週末移住もあれば季節移住もあるし、多拠点移住もある。芸能人の移住スタイルも参考にしながら、自分にあった移住スタイルを見つけよう。

筆者の地方移住の進捗

会社がリモートワークを推進していることもあり、移住へのハードルはかなり下がった。とは言え、大学までは都内で学びたいという娘の要望があるため、完全移住は少し先になりそう。なので第一ステップとして週末移住あるいは週中移住を検討中。家族としては、私が単身移住することで、ひと部屋自由に使えることになるし、思春期まっさかりの娘にとってパパ不在は願ったり叶ったりらしい(笑)

今のところ、移住第一ステップとして都内アクセスが良いテレワーク移住を検討

・山梨県(都留市、大月市、甲州市) ・神奈川県小田原市
・茨城県(結城市、那珂市、土浦市)など

【著者】旅行会社にて地域交流事業に従事。1972年生まれ大阪市出身。関西大学経済学部経済学科卒業。エネルギーを軸とした地域財源作り、地域プロモーション、人材育成、地域ブランディングなど、様々な「地域☓ビジネスソリューション」を経験。全国の名旅館・ホテルを300施設以上を訪問し地域の課題解決に取り組んでいる。この先1〜2年で地方移住を検討中、地方移住ブログにて移住先の下見情報や補助金情報などを公開中⇒「

地方移住してテレワークで働けば、人生めちゃ楽しいやん!と思う。

」にて公開中。

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