諸冨が日本選手権クロカンに出場 後半に失速し悔しいレースに

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クロスカントリーの日本一を決める、日本選手権クロスカントリーが2月27日、福岡・海の中道海浜公園の特設コースにて開催された。早大からは諸冨湧(文1=京都・洛南)がシニア10キロに出場。諸冨は、序盤こそ実業団の有力選手らが形成する先頭集団に食らいつくが、後半に失速。30分38秒の37位という結果に終わった。

最大6メートルの高低差や砂地というクロスカントリー特有のコースに加え、強い風という条件で行われた本レース。「位置取りも意識した」という諸冨は、序盤から落ち着いたレース運びを見せる。大きい先頭集団の後方につき、「序盤は先頭集団について、中盤終盤は粘る」というプランを着実に遂行した。しかし、レース中盤の5キロ地点付近から遅れ始める。「脚が止まったという感覚はなかったが、ペースは落ちてしまった」と、徐々に先頭集団との差が開いていった。その後は少人数のグループを形成したり、単独走になりながらなんとか立て直しを図るが、目標の30分切りには届かず。30分38秒でフィニッシュした。

大学1年ながら1位でゴールテープを切り、レースの主役となった三浦龍司(順大)は洛南高時代の同期。諸冨はレース中のアナウンスで、三浦の圧倒的な走りを意識したという。その三浦との差は約1分半、そして目標であった30分台にも30秒以上届かず。学生内では7位という好結果ではあったが、悔しさが残るレースとなった。トラックシーズンでは3000メートル障害を主戦場とする諸冨が、ここからどのような成長を見せるのか。飛躍の1年へ、期待は大きい。

コメント

諸冨湧(文1=京都・洛南)

――新体制になり1カ月程が経っての大会となりました。この大会に向けての準備というのは何を意識して行ってきましたか

トラックに向けて体をつくっている時期ですが、2月初旬からジョグメインで距離を意識して、それを試す機会としてこのレースに臨みました。

――クロスカントリーという特殊なレースでしたが、工夫してきた点などはありましたか

クロカンに向けて特にやってきたことはないですが、距離を踏んで粘り強さや脚づくりをして、そういう足腰の強さはクロスカントリーにおいて大事になってくるので、そういうところを意識してやってきました。

――コースについて、起伏やサンドセクションなどある中でどのような部分がポイントになると考えていましたか

やっぱりビッグパワーヒルです。サンドセクションもそうですが、走る位置取りも大事になってくるので、そういうところも意識していました。

――レースプランや、想定していたタイムなどはありましたか

最初から先頭集団に近い位置取りでついて、中盤粘って最後まで(ついていく)、という想定でした。目標タイムについてはあまり意識していませんでしたが、30分を切るというのは目標にはしていました。

――洛南高校時代の同級生である順大の三浦選手とはレース前後で何かお話などはされましたか

レース中のアナウンスを聞いていましたが、本当にバケモンだなと(笑)。松枝(博輝、富士通)さんと競ってることがまずすごいですし、聞きながら走って僕も頑張らなきゃなと思いました。

――レース前のコンディション、調子はどのように感じていましたか

練習であまり体の動きが良くなく、次第に調子は上がってはきましたが、完璧な状態ではなかったです。

――レースの内容に移りますが、気温、風などの気象条件はいかがでしたか

風はかなり強かったですが、そこの条件は出場選手みんな同じなので、関係ないかなと思います。

――レース序盤は、実業団の選手が多く形成していた先頭集団についていくかたちとなりました。序盤を振り返っていかがですか

先頭集団についていくということはできたと思います。風よけをうまく使いながらというのも意識して走ることができました。

――2周目まではそのような展開だったと思いますが、3周目以降遅れてしまうかたちになったと思います。疲れはどのあたりから感じ始めましたか

脚が止まったという感覚はなかったのですが、ペースは落ちていたので、3周目に入ったあたりですかね。後半は少し動きが落ちているなと感じていました。

――テレビに映っていた範囲では、5キロ通過時点で先頭から離れていたように見えました。実際どこのあたりから離れましたか

そのあたりです。

――その中盤以降はどのような展開でしたか

少人数のグループのようになっていたのですが、中途半端に先頭集団と差が開いていって、また向かい風の中で単独走になることもあり、そこはもう少しうまく走れたのかなと感じています。

――レース中の体の動きはいかがでしたか

序盤は自分の中でもいいかたちで動けているかなとは思っていましたが、やはり後半が落ちてしまったかなという感じです。

――結果に関して、どのように感じていますか

目標には届いていないですし、悔しさのほうが大きいですね。

――今後の意気込みをお願いします

箱根駅伝での悔しい想いがあって、そういうところからしっかり切り替えて、まずはトラックシーズンに3000メートル障害で結果を残すというところを意識しながら、ただ秋以降につながる走り込みだったりというのも少しは意識して、まずはトラックシーズンに結果を残せるように頑張りたいと思います。