梶谷 vs 松原 巨人の外野争いが過熱!右翼のレギュラーをつかむのはどっちだ

2安打1打点の巨人・梶谷(左)と、セーフティバントを決めた松原

DeNAから巨人にFA移籍した梶谷隆幸外野手(32)が、27日の広島との練習試合(那覇)で2試合連続となるマルチ安打をマークした。

「1番・DH」でスタメン出場したこの日は3打数2安打、1打点。「1番・右翼」で3打数2安打だった25日の中日戦(那覇)に続いて、複数安打を記録した。それでも、本人は「感覚自体は悪くはない」としながら「完全にハマッているという感じはない」とまだベストの仕上がり具合ではないという。

そんな梶谷に必死に食らいついているのが松原だ。この日は「7番・右翼」で先発出場し、負けじと3打数2安打1四球。第1打席では俊足を生かしたセーフティーバント、3打席目も二塁への内野安打で出塁した。「生き残るためには、どんな形でも出塁しないといけない」と危機感を強める若武者は「梶谷さんを見ていると(自分と)全然違う。どうやったら追いつけるのかというのを毎日考えています。今年は長所を伸ばさないと。スピードだったり、守備だったり、肩だったりを伸ばさないと生き残れない立場なので」と力を込めた。

原監督も「少なくとも、昨年よりもチーム内の競争というものはある」と歓迎している。松原もこのままアピールを続けていけば、チャンスが巡ってきそうだ。

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