〔口永良部島〕噴火警戒レベル3(入山規制)に引き上げ 火山性地震継続(2/28)

福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は、28日13:40、口永良部島の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げる噴火警報(火口周辺)を発表しました。
同気象台によると、口永良部島では、21日から火山性地震が多い状態が継続しており、火山活動が高まっています。
今後、新岳火口から概ね2kmの範囲、および向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけています。

■防災上の警戒・注意事項
【警戒】
・新岳火口から概ね2km:噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石および火砕流
・向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸まで:火砕流
【注意】
・風下側:火山灰および風の影響を受ける小さな噴石

■対象市町村
・鹿児島県:屋久島町

◆用語解説
・噴火警戒レベル
火山活動の状況に応じて警戒が必要な範囲や、とるべき防災対応を以下の5段階に区分して発表する指標で、避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる。
・レベル5(避難):危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4(避難準備):警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
●レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。【現在の口永良部島の噴火警戒レベル】
・レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立入規制等。
・レベル1(活火山であることに留意):状況に応じて火口内への立入規制等。

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