巨人・原監督が4連勝フィニッシュの春季キャンプを総括「92点くらい」

キャンプ最終日のDeNA戦を勝利で飾った原監督jpg

巨人が28日、4連勝で沖縄キャンプを打ち上げた。

手締め後に行われた練習試合(那覇)では開幕カードの相手DeNAと対戦。開幕2戦目(3月27日)の先発が内定している3年目・戸郷翔征投手(20)が実戦初登板し、3回2安打無失点と上々のスタートを切った。

打っては初回、FAで新加入の梶谷隆幸外野手(32)の二塁打からキャプテン坂本勇人内野手(32)が先制適時打を放ち、わずか6球で得点を奪いG打線に着火。10安打で7―1と快勝した。

4連勝フィニッシュを原辰徳監督(62)は「悪いことではないでしょうな」と調整段階ながらも評価。キャンプについては「非常に天候に恵まれた。仕上がりも例年になく、いいところまで早めに来ているな、という感じがします」と総括した。

「MVPは?」との質問に「え~どうですかね、全体的によく映っていますね。まだ早いでしょう」と明言を避けたが、裏返せばそれだけ好調な選手が多い証拠。宮崎では「90点」だったキャンプの評価を「92点くらいでいいんじゃない。まぁ、やや上がったというところでね」と上積みした。

桑田投手チーフコーチ補佐の存在感も増している。「本人も最初は多少の戸惑いはあったかもしれませんけども、伝えていることも、選手とコミュニケーションを取りながら、自信を持ってやってこれているのが現状だと思いますね。さらに高めていってくれると(思います)」と指揮官はうなずいた。

チームはこの日、帰京し3月3日のヤクルトとのオープン戦(東京ドーム)から再び実戦に入る。リーグV3、そして日本一に向け着々と準備が整いつつあるようだ

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