“ヨドンナ様”桃月なしこ「キラメイジャーが愛され続けるとうれしい」

ヨドンナ様を演じた桃月なしこ

現役ナース(准看護師)、コスプレイヤー、タレントの桃月なしこ(25)が28日、この日に最終回を迎えたスーパー戦隊シリーズ「魔進戦隊キラメイジャー」(テレビ朝日系)への思いを明かした。

桃月は昨年9月、キラメイジャーの敵「ヨドン軍」第3の幹部・ヨドンナとして戦隊デビュー。番組放送時には、撮影時のエピソードや感想をツイッターで“同時中継”。「ヨドンナ様」「ヨドンナ様しか勝たん」のトレンド入りは毎週日曜午前の恒例行事となり、ヒーロー&ヒロインらを上回る人気を博した。

最終回放送を終えた桃月のインタビューは以下の通り。

――キラメイジャーが最終回を迎えた

桃月:寂しさや切なさ、そして無事最終回を迎えられた安堵といった様々な感情が入り交じってます。この半年ヨドンナを演じたおかげで、44話、最終話のシーンでは特にヨドンナ入り込んでしまい、涙が止まらなくなって、撮影が止まってしまうといった、私としても思い入れのあるシーンです。今までキラメイジャーと関わりながら「笑う」タイミングを探っていたのが、この最後の最後で心の底からの「笑う」ができてしまっただなんて…。SNSでもファンの方々が様々な“ヨドンナの最期”を考察してくれていて、どれも面白かったのですが、私としてはこの最終話がヨドンナとして、一番いい終わり方だったのではないかと感じています。

――ヨドンナ役への思い

桃月:初めて私がレギュラーとして毎週出れた役がヨドンナでした。このヨドンナを演じていく上で、全力の舌出しやアクション、ナパーム爆破にアフレコなど様々な経験をさせていただきました。その経験を重ねていくにつれ、私も、そしてヨドンナも成長しているのを感じました。きっと今までの「桃月なしこ」のままだったら、ここまでファンの皆さんに応援していただけることはなかっただろうし、この最終話にもならなかったかもしれないし、そもそも最終話まで出演できていたかわかりません。ヨドン皇帝に必要とされないという最終話でしたが、私にとってはヨドンナは大切な存在で、愛すべきキャラクターでした。

――キラメイジャーの半年間を振り返って

桃月:自分が性格悪いと思うエピソードを用紙目一杯に書いたオーディションで受かるとは思ってなくて、今までとは比べ物にならないくらい充実した半年を過ごせるだなんて夢にも思っていませんでした。8年ぶりの女性顔出し幹部、既に作品として出来上がりつつあった中での途中参加といったプレッシャーもあり、本当に私がヨドンナでよかったんだろうかと思うことが何度もありました。ですが、ここまでキャストやスタッフさん、そしてファンの皆さんがキラメイジャーを、そしてヨドン軍を愛してくれたおかげで魔進戦隊キラメイジャーのヨドンナとして、最後まで演じることができました。反省点もたくさんあるけれど、皆さんの中でキラメイジャーという作品がこれから先も愛され続けるとうれしいです。そしてヨドンナ役が桃月なしこでよかったと思っていただけたら、こんなにうれしいことはないです。

――今後の目標や活動

桃月:この半年間の経験を生かして、今後も演技のお仕事ができたらいいなと思っています。それとともに今まで以上にモデルやコスプレイヤーやタレントとして様々なお仕事をさせていただき、皆さんにうれしい報告が、たくさんできるように頑張っていきたいです。

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