広島ドラ1・栗林も守護神候補に浮上 佐々岡監督「後ろで投げる以上、そこを目指してほしい」

期待が高い栗林

広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が守護神争いに参戦だ。

28日に行われた日本ハムとの練習試合(名護)では6点リードの9回の登場。清宮を空振り三振で仕留めると鶴岡、樋口を右飛に打ち取りわずか9球で試合を締めたが「カットボールでしっかりカウントを取れるようにしないといけない。反省のほうが今日は多い」と振り返った。

ただ、3戦連続無失点となったドラ1右腕の評価はうなぎ昇りだ。佐々岡監督は栗林のリリーフ起用を認めた上で「抑えで起用する考えも十分にある。後ろで投げる以上、そこを目指してほしいので今日は9回を投げさせた」と明かした。

守護神争いでは27日の巨人戦(那覇)で1回無失点だったドラフト3位・大道温貴投手(22=八戸学院大)も候補に浮上。栗林は「同期の活躍は刺激。ライバルだけどいい仲間としてやれている」と口にする。昨季は勝ちパターンで苦しんだが、今年は生きのいい新人右腕2人が新風を吹き込んでいる。

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