豊田章男オーナー「この結果に感謝しかない。ありがとう」WRC第2戦を終えたチームに謝辞

©株式会社サンズ

 WRC世界ラリー選手権第2戦『アークティック・ラリー・フィンランド』が2月26~28日、フィンランド北部のロバニエミで開催された。シリーズにフル参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTは、WRC初開催となる北極圏を舞台にした同大会で、カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)が2位表彰台を獲得しドライバーズランキング首位に立つとともに、マニュファクチャラー選手権ではトップの座を守り抜いた。そんなチームにトヨタ自動車社長でありチームオーナーでもある豊田章男氏から労いのコメントが送られている。

 新型コロナウイルスの影響で開催が中止となったラリー・スウェーデンの代替イベントとして行われた今戦、トヨタはコンディションの変化や、セバスチャン・オジエとエルフィン・エバンスがルールに基づいた不利な出走順となったこともあり苦戦を強いられた。

 それでも、TOYOTA GAZOO Racing WRTは厳しい状況のなかでベストを尽くしドライバー、マニュファクチャラーの両選手権でランキング首位を維持してみせた。そんな戦いぶりをみせたチームに対し、豊田社長は「本当に良いチームと戦えていると思います」とコメント。そして、チームメンバーに「ありがとう」と感謝の言葉を送っている。

そんな豊田社長のコメント全文は以下のとおりだ。

* * * * * 

チームのみんな、雪の中のラリー・フィンランドおつかれさまでした。

カッレ、ヨンネ、2位獲得、パワーステージ1位獲得、そして、選手権ポイント首位おめでとう!

エルフィン、スコットも5位でポイントを獲得してくれました。その仕事のおかげで、チームとしても首位キープができています。ありがとう!

今回は我々の地元フィンランドでの戦いでした。雪道のラリーがスウェーデンからフィンランドに移り、ひとつ増えたホームラリーで、チームは、なんとしても勝ちたいと思っていたはずです。ですので、ラリー直後に、チームから私に送られてきたメールの一言目は「優勝を逃してすみません」でした。

途中でデイリタイアを喫したセブも、一番悔しいのは自分であるはずなのに、コースオフしてチームに戻ってきた時の一言目は「申し訳ない」だったそうです。

本当に良いチームと戦えていると思います。チームのみんなに「ありがとう」と、こちらからは返しました。

改めて言いますが、みんなありがとう!

今回のラリーは、チームとしては、決してベストコンディションではありませんでした。

しかしチームは、起きたことに対して、すぐに優先順位を考えた行動をしてくれました。6位入賞の貴元も含め、こんなコンディションのなかでのこの結果には感謝しかありません。

今シーズンは安全第一に加えて、健康第一も求められます。フィンランドでも3月からロックダウンが始まると聞きました。健康に留意しながら「もっといいクルマづくり」、そして、「チャンピオン獲得」を目指していきましょう。

まずは来月のクロアチア戦に向けて、準備を進めてください。5カ月後には、もう一度、フィンランドでのホームラリーがあります。

8月1日のフィンランドは、またあの場所でチーム全員が笑顔でヤリスを囲むことを願っています。そこには私も、また笑顔で、シャンパンでベタベタになりながら立っていたいと思います。

ファンの皆さまも健康第一で過ごしながら、引き続きTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの応援をよろしくお願いします。