ソフトバンク・笠谷「和田の教え」を胸に〝先発ローテ完走〟誓う

ソフトバンク・笠谷

開幕ローテ奪取に燃えるソフトバンクの笠谷俊介投手(23)が、師匠の言葉を胸にマウンドに上がる。1日、福岡・筑後で投手指名練習に参加した左腕は、2日の中日とのオープン戦(ペイペイ)に先発予定。「シーズン間近なので結果にこだわりたい」と、アピールを誓った。

故障で千賀と東浜が出遅れ、新外国人投手の入国も遅れている状況。7年目にして最大のチャンスを迎えているが、笠谷が目指すのはシーズンを通しての〝先発ローテ完走〟だ。その志で、今オフもかねて師事する和田の自主トレに参加。年々「レベルが上がっている」という会話の中で、ベテラン左腕から伝えられたのは「(先発で1年回るには)8割くらいの力で抑えていかないといけない」という金言だった。

「8割くらいで長いイニングを投げるイメージ」と、すでに開幕後を見据えている。志高く――。次代の左腕エースと期待される23歳は意欲的だ。

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