山田真貴子氏 入院、辞職でも止まぬ批判「貴重なベッドを仮病で使われるなんて」

先週は予算委員会に出席していた山田真貴子氏(左)

高額接待で批判を受けていた山田真貴子内閣広報官(60)が1日に辞職。菅政権は問題の幕引きを図ったが、ネット上では怒りに火を注ぐ格好となっている。

菅義偉首相(72)の長男・正剛氏側から7万円を超える接待を受けたことが発覚した山田氏は、批判を受けながらも留任。だが、体調不良を理由に突如2月28日に入院し、辞職がこの日発表された。この手垢のついた“体調不良”の辞任理由に「2週間程度の入院で済むなら、その後復帰したらいいのに。なんで辞めるの?」「診断書があるなら、きちんと公表してほしい」「甘利明といい安倍晋三といい…説明責任がある人間に限って体調不良になるなぁ」「多少収まりつつあるとはいえ、このコロナ禍に…貴重なベッドを仮病で使われるなんて」とネット上では手厳しい批判が相次いでいる。

さらに加藤官房長官が山田氏の退職金について「プライバシーに関することなので、答えを差し控えたい」としたことについても「それって税金から出るんですよね。国家公務員法を破った人間に」「7万円の食事して退職金かぁ…うらやましい」といった声が投稿されている。

「コロナで国家の一大事に、たかだか一人の公務員の疑惑を追及している場合か」という意見も少なからずあるが「コロナ禍だからこそ、身内にだけ甘い政権に危機管理を任せていいの?」と追及続行を望む声も多い。

突然、週明けに辞任が発表された流れについては「さらに疑惑のネタを持つ週刊誌が週末、山田氏に記事掲載の連絡を入れたのでは」といった推測も飛び交っている。コロナ対策、森喜朗氏の失言問題に続いて、またも後手の対応となった菅政権。果たして挽回の策はあるのか――。

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