【新型コロナ】神奈川県内感染者、下げ止まり顕著 緊急事態宣言延長3週間、予断許さず

神奈川県庁

 首都圏の1都3県で緊急事態宣言が2月8日に延長期間に入って3週間。宣言解除を目指している3月7日まで1週間を切ったが、神奈川県内の感染者数は下げ止まりの傾向が顕著になっており、予断を許さない状況が続いている。

 1日の県内の新規感染者数は52人で、60人を割り込んだのは昨年11月9日の36人以来。ただ、先週末の土・日曜日は先月27日が162人、同28日が131人といずれも前週の同曜日を30人程度上回った。

 大阪、京都、福岡など6府県は3月1日、宣言が先行解除された。首都圏については政府が7日の解除を目指し、感染状況を注視している。

 解除の目安とされるのは政府の分科会が示す4段階の感染状況で「ステージ4からの脱却」。県内では六つの指標のうち、病床の逼迫(ひっぱく)具合のみがステージ3で、療養者数など他5指標はステージ2以下の数値が続いている。

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