静岡のマウンドが“追い風”に… 田中将大、懸念材料なくなりOP戦で本領発揮?

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楽天・田中将大【写真:荒川祐史】

沖縄での2登板は柔らかいマウンドに戸惑う場面も

楽天に8年ぶりに復帰し、開幕2戦目となる27日の日本ハム戦(楽天生命パーク)に先発することが決まっている田中将大投手。過去2試合の実戦登板では、軟らかいマウンドへの対応に苦戦。今月中旬にチームが長逗留する静岡のマウンドは“硬め”に改良されることになり、メジャー帰りの右腕にとっては朗報だ。【宮脇広久】

チームは9日から18日までの10日間、静岡・草薙球場に腰を据えてオープン戦9試合(対ロッテ3試合、対DeNA3試合、対オリックス3試合)を行う。本拠地・仙台が春先はまだ寒いため、静岡が開幕直前に実戦を重ねる根拠地に。昨年も3月3日から11日までにオープン戦8試合が組まれていた(2試合が中止)。

石井一久監督は、今年のオープン戦開催へ向けて「静岡のマウンドを硬く変えてもらっています。田中だけじゃなく、他の投手にとっても調整の中で大事になるので」と明かす。

かつては、カチンカチンのメジャーリーグのマウンドとは対象的に、日本のマウンドは柔らかく掘れやすいと言われていた。しかし、石井監督によると「今、各球団の本拠地球場はどこも硬い」。ところが、楽天のキャンプ地で、田中将の実戦初登板(日本ハムとの練習試合)の舞台となった沖縄・金武のマウンドは珍しく柔らかい。マー君は戸惑いを隠せず、いきなり中田翔に3ランを浴び、2回で3失点を喫した。

2度目の実戦(ヤクルトとの練習試合)となった浦添のマウンドの硬さは「金武と他の球場の中間くらい」(石井監督)。こちらは初回こそ2安打1四球で1点を許したが、2、3回は立ち直って無失点でマウンドを降りた。田中将はマウンドについて「(金武と)あまり大きな違いは感じなかった」と述懐しつつ、内容には「全体的に前回登板より良かった」と納得の表情を浮かべた。石井監督も「あのマウンドであれくらい出力を出してもブレなかったのなら、問題はないと思います」と胸をなでおろした。

公式戦初登板が、土曜日の開幕2戦目と決まった田中将。過去2試合の実戦登板もいずれも土曜。仮に今後も毎週土曜のオープン戦に先発して調整していくとすれば、6日の中日戦(バンテリンドーム)、13日の静岡でのDeNA戦、20日の巨人戦(東京ドーム)を経て公式戦突入となる。静岡で公式戦さながらの硬いマウンドで投げられることは、開幕へ向けてステップを踏む上で重要な要素となりそうだ。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)