大谷がオープン戦初出場で2安打 現地4日か5日に初登板へ

エンゼルスの大谷翔平は日本時間3月2日に行われたホワイトソックスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席でライト前ヒット、第2打席でレフト前ヒットを放ち、今季初の実戦でマルチ安打を記録した。第3打席は無死満塁のチャンスでサードフライに倒れ、3打数2安打2得点。「オレンジ・カウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者は大谷が現地時間4日か5日(日本時間5日か6日)に初登板予定であることを伝えている。

打撃フォームの改良に取り組み、ジョー・マドン監督から「去年のどの時点よりも状態が良さそうに見える」と評価されていた大谷が、状態の良さを感じさせる順調なスタートを切った。最初の2打席でヒットを左右に打ち分け、今季のオープン戦はマルチ安打でスタート。4回裏の第3打席は無死満塁のチャンスでサードフライに倒れたものの、試合後、大谷は満足げな表情を見せた。

「今のところは良いスイングをすることができていると思う」と今季初戦を振り返った大谷。「しっかりボールが見えていたし、今は状態が良いと感じている。少し調整しないといけない部分もあるけど、基本的には良いバッティングができた」とオフシーズンのあいだに取り組んできた新たな打撃フォームに手応えを感じたようだ。

マドンは「第1にピッチング、第2にバッティング」と話しており、大谷には投手としての調整を優先させる方針だ。大谷も現時点ではバッティングよりピッチングに比重を置いているが、そのなかでマルチ安打という結果が出たのは本当に状態が良いことの証と言えるだろう。「彼は良いスイングをしているし、打撃コーチたちも現状には満足している。これを続けてほしいね」と指揮官も合格点を与えている。

注目されるオープン戦初登板は現地時間4日か5日(日本時間5日か6日)の予定。二刀流の完全復活に向けて、初登板のマウンドでどんなピッチングを見せてくれるか非常に楽しみだ。

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