町屋に明治のひな飾り 熊本地震から復旧 熊本市の清永本店

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歴史ある町屋に明治から昭和期のひな飾りを展示する清永佳子さん=熊本市中央区

 熊本市中央区西唐人町で明治期から続く商家清永本店が、3日の桃の節句に合わせて明治~昭和期のひな飾りを展示している。熊本地震の被災から復旧した歴史ある町屋が華やかに彩られている。

 同店は同市の新町・古町地区で最大級の町屋。地震で全壊したが、官民の支援を受けて昨年3月に復旧工事を終えた。

 再建した主屋と二つの蔵にひな飾りなど数百点を展示。たばこ盆や火鉢などの小さな道具類、肥後細川藩の御用絵師、矢野良敬が描いた屏風絵[びょうぶえ]も並ぶ。

 3日と19~21日の午前9時半~午後4時に一般公開する。同店の清永佳子さん(75)は「元の姿に戻った昔ながらの建物の中で日本の文化を楽しんで」と話している。

 観覧無料。感染予防のため、マスク着用と3密回避の協力を呼び掛けている。(魚住有佳)