【MLB】6年55億円の松坂大輔が日本人トップ評価 米誌が選出、過去40年の“有望株”ランク

レッドソックス時代の松坂大輔【写真:Getty Images】

松坂は入札額約54億円、6年約55億円の契約でRソックスに入団

米野球専門誌「ベースボールアメリカ」は過去40年間のプロスペクト(有望株)40選手を選定。2007年にレッドソックスに入団した松坂大輔投手(西武)を13位、2018年のエンゼルス大谷翔平投手を30位にしている。

ランク付けは、ベースボールアメリカが創刊した1981年当時の編集長らメジャーリーグの知見に富む3人が担当。この40年間で野茂英雄氏ら多くの日本選手が海を渡ったが、そのトップは、2007年に西武からポスティングシステムを利用してレッドソックスに移籍した松坂大輔投手で、13位に入っている。

記事は「日本で、オリンピックで、WBCでスターだった“Dice-K”は鳴り物入りで26歳の時にMLBにやってきた。その熱狂に見合う働きをアメリカでなかなか出来なかったが未来のNPBのエースたちのために道を開いた」と評している。

入札額は5111万1111ドル(現在のレートで約54億円)、6年5200万ドル(同約55億円)でレッドソックスに入団した松坂は1年目に15勝、2年目に18勝を挙げたが、その後は故障にも泣かされ、2015年に日本球界復帰。昨年古巣の西武に加入し、今季は復活にかけている。

大谷は18位、ダルビッシュは上位40人の後の10人に

日本ハムからポスティングシステムを利用して2018年にエンゼルスに入団した大谷翔平投手が30位に。「投打で活躍するという偉業で日本で大評判だったオオタニは、比較的若い23歳でアメリカにやってきた。打撃は準備が出来ていたが、マウンドで投げ続けることが出来ていない」としている。

18年は打者で打率.285、22本塁打をマーク。投手として10試合に先発して4勝を挙げるも同年秋に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。今季は二刀流復活が期待されている。

上位40人の後の10人には、日本ハムから2012年にレンジャーズへポスティングで移籍したダルビッシュ有投手が入っている。「ヒデオ・ノモ、ダイスケ・マツザカらが彼より先に(MLBに)来たが、ダルビッシュは他のどの日本人投手よりもMLBでWARを蓄積してきた」としている。

○トップ10は以下の通り

1位 アレックス・ロドリゲス、遊撃手、マリナーズ
2位 ボー・ジャクソン、外野手、ロイヤルズ
3位 ブライス・ハーパー、外野手、ナショナルズ
4位 ケン・グリフィーJr.、外野手、マリナーズ
5位 スティーブン・ストラスバーグ、右投手、ナショナルズ
6位 マイク・トラウト、外野手、エンゼルス
7位 ブライエン・テイラー、左投手、ヤンキース
8位 マーク・プライアー、右投手、カブス
9位 アンドリュー・ジョーンズ、外野手、ブレーブス
10位 ドワイト・グッデン、右投手、メッツ(Full-Count編集部)

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