作家・高橋源一郎氏 みずほ銀行システム障害から“生還”「カードを届けに来られた」

高橋源一郎氏

作家の高橋源一郎氏(70)がツイッターでみずほ銀行ATMのシステム障害に巻き込まれたことを明かした。

2月28日午前中から、みずほ銀行の一部の現金自動預払機(ATM)が正常に稼働せず、預金の引き出しなどの取り引きができなくなった。利用者のなかにはキャッシュカードや通帳が取り出せなくなった人もおり、一時はATMの8割が停止した。

みずほ銀行の藤原弘治頭取は1日、これらのシステム障害を受けて記者会見し、他行分を含め計5244件のキャッシュカードや預金通帳がATM内に取り込まれる被害が出たと明らかにした。その上で「顧客対応が不十分だった」と認め、「ご不便、ご迷惑をお掛けした。深くおわびする」と謝罪した。同行はシステム障害について、定期預金に関する月末定例のデータ更新25万件に、不稼働口座に関する不定期の更新45万件が重なり、システムに処理能力以上の負荷がかかったことなどが原因と説明した。

高橋氏は2月28日に「いま全国で障害発生中のみずほのATM、ぼくもカード吸いこまれたまま。電話も通じないので諦めて帰宅しました……」とツイート。フォロワーから心配する声が上がっていたが、翌日には「みずほ銀行の行員さんが吸い込んだカードを届けに来られた。吸い込みカード&通帳、一軒ずつ配って回ってる模様」と無事に返却されたことを報告した。

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