メッツがリンドーア、コンフォートの2選手と契約延長交渉開始へ

日本時間3月2日、メッツのサンディ・アルダーソン球団社長はフランシスコ・リンドーア、マイケル・コンフォートの両選手との契約延長交渉をまもなく開始する予定であることを明らかにした。両選手とも今季終了後にフリーエージェントとなるため、メッツはシーズン開幕までに契約延長を成立させることを目指している。通常、選手はシーズン中の契約延長交渉を好まないため、シーズン開幕が交渉成立のデッドラインということになりそうだ。

現在27歳のリンドーアは今年1月にアンドレス・ギメネス、アメッド・ロサリオら4選手とのトレードでカルロス・カラスコとともにインディアンスから加入。メジャー6年間でシルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞2度、オールスター・ゲーム選出4度などの輝かしい実績を誇り、今季終了後にフリーエージェントとなるスター遊撃手のうちの1人として注目を集めている。

アルダーソンは「今回のトレードはリンドーアが長期にわたってこのチームにいるということを保証するものではない」と語っており、あくまでも契約延長に向けた交渉はこれから。フェルナンド・タティスJr.(パドレス)が14年3億4000万ドルで契約を延長したため、リンドーアも総額3億ドルを超えるような大型契約を手にする可能性が取り沙汰されている。

一方、現在28歳のコンフォートは2014年のドラフト1巡目(全体10位)指名でメッツに入団。2015年のデビュー以来、9→12→27→28→33と着実に本塁打数を伸ばし、短縮シーズンの昨季は54試合に出場して打率.322、9本塁打、31打点、OPS.927の好成績をマークした。

アルダーソンはクラブハウスにおけるコンフォートのリーダーシップを高く評価しており、「もし可能であるならば、マイケルは長くチームにキープしておきたい選手だ」と語っている。ただし、代理人がスコット・ボラスのため、契約延長交渉は一筋縄ではいかないかもしれない。

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