ジョディ・フォスターがゴールデングローブ賞受賞 「THE MAURITANIAN」ってどんな映画?

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現地時間の2月28日に発表された第78回ゴールデングローブ賞で、「THE MAURITANIAN」で敏腕弁護士を演じたジョディ・フォスターが助演女優賞を受賞した。

「THE MAURITANIAN」は、同時多発テロに関与したとされ、無実の罪で逮捕されたモーリタニア人青年のモハメドゥ(タハール・ラヒム)を描いた作品。逮捕後も裁判すら受けることができないまま、モハメドゥは拷問と虐待が日常化しているキューバのグアンタナモ米軍基地で、地獄のような投獄生活を何年も送る。モハメドゥの弁護を引き受けた弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)とテリー・ダンカン(シェイリーン・ウッドリー)は、真相を明らかにしようと調査を開始するが、高いハードルが待っている。そして、正義を追究していくうちに、恐るべき陰謀によって隠された事実が明らかになる。

軍の弁護士であるステュアート中佐役としてベネディクト・カンバーバッチも出演。また、モハメドゥを演じたタハール・ラヒムも、ゴールデングローブ賞の主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。自身の経験を元にしたモハメドゥ・ウルド・スラヒの「グアンタナモ収容所 地獄からの手記」(河出書房新社刊)を原作としており、監督は「ラストキング・オブ・スコットランド」「消されたヘッドライン」のケヴィン・マクドナルドが務めている。

日本では10月に劇場公開される。

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