【ルヴァンカップ】FC東京・長谷川監督は外国人選手の調整遅れを不安視 日本人選手の奮起に期待

ルヴァンカップ初戦に向けて意気込む長谷川監督(FC東京提供)

ルヴァンカップ前回王者が抱える不安とは――。昨季のルヴァンカップを制覇したJ1FC東京が、3日の1次リーグ徳島戦(味スタ)で大会初戦を迎える。

2日にオンラインで取材に応じた長谷川健太監督(55)は「1次リーグを勝ち上がるためにもホームでしっかり勝ち点3が必要。大事な初戦だと思っている」と必勝を誓った。

チームはJ1リーグ戦の開幕戦となった2月27日の浦和戦で1―1と引き分け。先制を許して終盤に追いつく苦しい展開だった。

「技術的なミスが非常に多かったので、しっかりとボールを動かすところは選手たちに話はした。もっと積極的なプレーをホームで見せたい」と課題を口にした。

特に心配されるのが、エースFWディエゴ・オリベイラ(30)を始めとした外国人選手のコンディション。新型コロナ禍による入国規制のため2次キャンプからの参加となった影響もあり、調子が上がってきていない。

「それが非常に大きい。日本に来てからも自主隔離ということで外でトレーニングするのは難しい状況だったので、コンディションの遅れは否めない」と指揮官も不安を口にする。

昨季は強力助っ人陣が特に攻撃をけん引しただけに今後が気がかりだが「逆に言えば日本人選手は調子が良い。ルヴァンカップで結果を残してくれれば先発メンバーがまた変わってくるし、みんながスタメンの座にチャレンジしていくこと(が重要)だと思う」と日本人選手の奮起に期待を寄せた。

若手も成長しているだけに、競争から戦力の底上げにつなげたいところだ。

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