巨人ドラ1・平内が本拠地マウンド初体験 堅さは「意識することなく投げられる」

巨人・平内(右)は視察に訪れた長嶋終身名誉監督にあいさつ(代表撮影)

本拠地のマウンドもばっちりだ! 巨人のドラフト1位ルーキー・平内龍太投手(22=亜大)が2日に、自身初となる東京ドームでの練習を行った。

この日視察に訪れていた長嶋茂雄終身名誉監督が見守る中、ブルペン投球も行った右腕。自慢の直球には「ナイスボール!」などと心強い賛辞の言葉を送られながら、計59球を投じた。

初めて東京ドームで練習を終えて、どこか興奮気味な様子だった平内。「思ってたよりグラウンドからスタンドとか見たら近いなと思いました」と、見慣れない景色に新鮮さを覚えていた。

大きな収穫も手にした。先月まで行われていた春季キャンプでは、プロのマウンドへの慣れを課題としていたこともあり、他の球場よりもやや堅めとされる東京ドームのマウンドへの適性は一つの懸念事項でもあったが、問題はなさそうだった。

「やっぱり堅かったですね、ここ(東京ドーム)の方が」と率直な感想を口にしながらも「全然気にならなかったです。嫌な感じはなかったんで、このままいけば意識することなく投げられるかなと思います」と笑顔。開幕ローテーション入りへ、また一つ手応えをつかんだ様子だった。

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