フードロス削減しよう 日向高、宮大生スーパー見学

スーパー「マルイチ」でフードロスについて勉強した日向高の生徒ら

 フードロス(食品廃棄)について考えようと、日向市・日向高の生徒たちは2月25日、宮崎大の学生らと共に同市のスーパー「マルイチ財光寺店」を見学した。
 生徒、学生と企業がチームを組み持続可能な開発目標(SDGs)について考えるプロジェクト「MIYAZAKI SDGs ACTION」(宮崎大など主催)の一環。県内各地で約150人が活動し、学生は深い学びを、企業は新たなビジネスチャンスの創出を図る。
 同日は6人が参加。同店を経営するマルイチ(日向市江良町)の高木資子(もとこ)取締役総務課長と店内を歩いた。
 生徒らは「見切り品の野菜の陳列棚を華やかにしてみては」「割り引きシールを貼った商品を罪悪感なく手に取れるようにしたい」などと提案した。今後はSDGsの観点から企業が取り組める新たな可能性についてまとめ、今月20日に宮崎市で発表する。
 同高2年普通科の植野瑞季さん(17)は「説明を聞きながら実際に店を見たことで、新しいアイデアが思いついた。多くの人に伝えたい」と意欲をみせた。

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