ソフトバンク・栗原 定位置確保へ3戦連続打! 4回からは三塁守備「感じることもありました」

2回にタイムリーを放ったソフトバンク・栗原

定位置確保に必死だ。ソフトバンクの栗原陵矢捕手(24)が2日の中日とのオープン戦(ペイペイドーム)に「7番・右翼」で先発出場し、3戦連続安打を放った。初回の第1打席は二飛に倒れたが、2回二死一、三塁の好機で左腕・橋本の146キロ直球を右前に運んだ。3回一死満塁の第3打席でも引っ張る打撃を披露し、結果は二ゴロながら2打席連続となる打点を挙げた。

本拠地での今年初の実戦には平日の午後4時開始ながら3895人のファンが集まった。4打数1安打2打点で途中交代した栗原は「よい緊張感の中で野球ができたし、よい雰囲気を味わうことができました」と充実の表情で話した。

昨年の日本シリーズではMVPに輝いたが、選手層の厚いチームにあってポジションは約束されていない。2月27日のオリックスとの練習試合には一塁で先発出場し、翌日の同カードでは今年初となる実戦マスクをかぶった。この日は右翼でスタートしたが、4回から三塁守備にも就いた。

気の抜けない戦いはまだまだ続く。栗原は「有観客になってから初めて三塁を守って感じることもありましたし、これからもっといろいろな経験をしていきたい。ヒットも出たので、明日以降もしっかりと結果にこだわって頑張っていきたい」と気持ちを引き締めていた。

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