ソラコム、既存設備をUSB接続でIoT化する「SORACOM Onyx LTE USBドングル」を提供開始

株式会社ソラコムは 、SORACOM IoTストアにて、セルラー通信に対応する「SORACOM Onyx LTE USB ドングル(以下、Onyx)」を提供開始した。あわせて、手元のパソコンから離れた場所にあるパソコンにアクセスする手順を解説するIoT DIYレシピ「外出先から安全にリモートデスクトップへアクセス」を公開した。Onyxは、幅10cmほどの小型のスティック型端末で、USB 2.0 Type Aに対応している。ソラコムが提供するplan-D(NTTドコモ回線)、plan-K(KDDI回線)、plan01s(グローバル140以上の国と地域で利用可能)のSORACOM IoT SIMに対応し、海外で利用する機器でも使用できる。工場の機械や設備、産業用パソコンをIoT化する場合、USB接続により通信機能を付与できるUSBドングルが役立つ。センサーや機器のIoTデータをクラウドに送信できる他、オンデマンドリモートアクセスを可能にするSORACOM Napterを組み合わせば、サーバーから同デバイスに安全にアクセスし、リモートメンテナンスも可能だ。同デバイスの提供とあわせて公開されたレシピでは、VNCと呼ばれるリモートデスクトップ通信とSORACOMのサービスを組み合わせて、遠隔の機器を安全に操作する方法を紹介している。リモートデスクトップは、手元のパソコンから遠くに離れた現場の制御用の機器や作業用パソコンを操作できるようになる技術で、この仕組みを使うことで実際に赴く必要が無くなるため、時間や費用の節約が可能となる。なお、同デバイスの価格は10,880円(税抜、送料別)である。

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