HRTがメルセデスAMG GT3で新生DTMドイツ・ツーリングカー選手権への参戦を表明

 3月2日、元DTMドライバーのフバート・ハウプト率いるハウプト・レーシングチーム(HRT)は、2021年からGT3カーで争われるDTMドイツ・ツーリングカー選手権に、メルセデスAMG GT3の2台体制で参戦すると発表した。

 起業家であり、レーシングドライバーであったフバート・ハウプトは、1991〜92年にアウディでDTMに参戦した経験をもつ。そんなハウプトが2020年に興したHRTは、ニュルブルクリンクやGTワールドチャレンジ等に挑戦してきた。

 2021年に向け、HRTでは新たにメルセデスAMGからサポートを受け、2台のメルセデスAMG GT3で新生DTMに挑むことになった。まだドライバーは決まっていないが、「トップクラスのドライバー」であるとしている。なお、NLSニュルブルクリンク耐久シリーズ、ニュルブルクリンク24時間、さらにGTワールドチャレンジ・ヨーロッパへの参戦も継続する。

「DTMに参戦することを本当に楽しみにしているよ。レーシングドライバーとして、そしていまやチームオーナーとして、DTMは私自身のキャリアと密接に関連しているんだ」とハウプト。

「我々は2020年にHRTをスタートさせたばかりだが、すでにメルセデスAMGのパフォーマンスチームとして、GT3シリーズで大きな栄光を収めている。DTMに参入することは、我々にとって論理的な次なるステップなんだ」

「もちろん大きな挑戦になることは分かっているが、それこそが我々が愛することだ。HRTにいる全員がモータースポーツに情熱を注いでおり、課題に対する専門的なアプローチをとっている」

メルセデスAMG GT3の2台体制でDTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦するHRT

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