マイク・タイソン “噛みつき乱闘” の因縁…レノックス・ルイスとの19年ぶり雪辱戦浮上

昨年11月に復帰戦を行ったマイク・タイソン(ロイター=USA TODAY Sports)

ボクシングの元統一ヘビー級王者マイク・タイソン(54=米国)に新たな対戦相手が浮上した。

タイソンは昨年11月に元4階級王者ロイ・ジョーンズ・ジュニア(52=米国)と復帰戦を行い、今後のエキシビションマッチ続行に意欲を見せている中、元統一ヘビー級王者のレノックス・ルイス(55=英国)は、米メディア「TMZスポーツ」に「人々が対戦を望むのであれば、我々は(対戦実現へ)交渉をしていくだろう」と前向きにコメントした。

2004年に引退したルイスは、2002年6月の対戦でタイソンに8回KO勝ち。強烈な右フックでタイソンをヒザから崩れ落とした場面はファンに衝撃を与えた。だがそれ以上にインパクトが大きかったのは、同年1月に試合発表会見での乱闘だ。

その中でタイソンはルイスの太ももに噛みつく事件も勃発し、さらに試合当日も開始ゴングまで両者を近づけないように12人のボディーガードがリング上に配置されるなど異様な雰囲気となったことも、この一戦を有名にしていた。

元ヘビー級統一王者イベンダー・ホリフィールド(58=米国)との再戦は交渉中とされるが、ルイスへの〝リベンジマッチ〟は実現するだろうか。

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