デヴィッド・ボウイ 魔性の美しさ再び 大島渚監督作「戦場のメリークリスマス 4K修復版」予告編

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4月16日より劇場公開される、大島渚監督作「戦場のメリークリスマス 4K修復版」の予告編が公開となった。2023年に大島渚監督作品が国立機関に収蔵される予定のため、最後の大規模ロードショー公開となる。また、同じく大島渚が監督した「愛のコリーダ 修復版」も、4月30日より劇場公開される。

公開された予告編では、坂本龍一によるテーマ曲「Merry Christmas Mr.Lawrence」が流れる中、デヴィッド・ボウイ演じる俘虜ジャック・セリアズ少佐と坂本扮するヨノイ大尉の運命的な出会いの場面、魔性とも言えるセリアズの美しさに惹かれたヨノイの姿が描き出されている。また一方で、英国人俘虜ロレンス(トム・コンティ)の奇妙な友情で結ばれる粗暴なハラ軍曹(ビートたけし)の姿も切り取られている。マーティン・スコセッシ、ベルナルド・ベルトルッチ、クリストファー・ノーランによる本作へのコメントも映し出される。

「戦場のメリークリスマス」は、デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし、内田裕也といった本業が俳優ではない顔ぶれをメインキャストに迎え、大ヒットした戦争映画。1942年のジャワ島の捕虜収容所を舞台に、デヴィッド・ボウイ演じる捕虜ジャック・セリアズ少佐とセリアズ少佐に惹かれる坂本龍一演じるヨノイ大尉の関係などを、東洋と西洋の文化を融合させながら描いている。坂本によるテーマ曲「Merry Christmas Mr.Lawrence」は、英国アカデミー賞の作曲賞を受賞し、その後も広く親しまれている。

戦場のメリークリスマス 4K修復版
2021年4月16日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給:アンプラグド
©大島渚プロダクション

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