縄文と弥生視点に 日本文化を解説 佐賀県民文化フォーラム

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日本文化のルーツについて記念講演した県芸術文化協会の高島忠平理事長=佐賀市の東与賀文化ホール

 県内の芸術文化関係者が一堂に会する「第47回県民文化フォーラム」(県芸術文化協会など主催)が2月27日、佐賀市の東与賀文化ホールで開かれた。県芸術文化協会の高島忠平理事長が講演し、縄文・弥生時代からつながる日本文化のルーツを語った。

 高島さんは「考古学から見た日本文化の二つのスタイル」という演題で講演。縄文人はさまざまな自然物に霊的な存在を認めて精霊や死霊などを、弥生人は自分の祖先となる祖霊を、それぞれ信仰していた世界観や文化があることを説明した。現代の日本文化について「大きく分けて縄文人と弥生人がつくった世界観に基づく造形感覚などが残っており、現代につながっている」と解説した。

 「縄文人はまぶたが二重」「弥生人は一重」といった体の特徴を比較した資料を示しながら、「自分が縄文系か弥生系かを見てみると新しい発見があるのでは」と投げ掛けた。

 約110人が参加した。会の冒頭には、県芸術文化賞などの表彰式があり、受賞者によるマリンバの演奏もあった。(西浦福紗)