10~12月 長崎県観光動向調査 前年同期比 宿泊客数12.8%減 観光施設は25.9%減

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 長崎県は2日、昨年10~12月分の県観光動向調査を発表した。県内181の主要宿泊施設の延べ宿泊客数は、国の「Go To トラベル」効果などで昨年7~9月期から28.4ポイント上昇したが、前年同期比12.8%減の118万5千人。27の主要観光施設の延べ利用者数も31.0ポイント上昇したものの、同25.9%減の115万7千人となった。
 主要宿泊施設の宿泊客数は、10月は関東や東海エリアからの修学旅行の延期・中止が相次いだ影響で前年同月比22.6%減。11月はGoToの効果で同4.7%減まで持ち直したものの、12月はコロナの感染拡大やGoTo停止の影響で再び減少に転じた。10~12月の累計客室稼働率は前年同期比4.2ポイント減の61.4%。
 宿泊動向を地域ブロック別に見ると、長崎・西彼ブロックは長崎くんちの中止や修学旅行の中止・延期で同22.2%減。一方、電子部品関連などのビジネス客が堅調な諫早・大村ブロックは同6.1%増とプラスに転じたほか、国境離島新法の交付金を活用した旅行助成で団体ツアー客が大幅に増えた対馬ブロックは同26.9%増。滞在型旅行商品の販売が好調だった五島ブロックも同17.0%増となった。
 主要観光施設の利用者数では、万松院(対馬市)や九十九島動植物園(佐世保市)がGoTo効果で大幅増。修学旅行生の利用が多い長崎原爆資料館やグラバー園などは回復が遅れている。