香取慎吾主演「アノニマス」が最終章に突入。真のターゲットは警察!

テレビ東京系の連続ドラマ「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(月曜午後10:00)が、3月8日放送・第7話からついに最終章に突入。さらに、最終章を盛り上げるゲストとして、津田寛治、水間ロン、塩野瑛久、筒井真理子、栁俊太郎が出演することが分かった。

同ドラマは、SNSでの誹謗(ひぼう)中傷や炎上などが後を絶たず、キーボードによる殺人=指殺人(ゆびさつじん)が、社会問題になってきていることを受け、警視庁に新設された「指殺人対策室」(通称・指対)に所属する万丞渉(香取慎吾)たちが、顔の見えない犯罪者=アノニマスを捜査し見つけ出し、その闇を暴いていく。

第7話は、社員をパワハラで自殺に追い込んだブラック企業だとのうわさで大炎上した食品会社のSNSに「罪を告白しないなら爆破する」という爆破予告が届く。万丞らが突き止めた予告犯・小柳祐平(塩野)はアノニマスの信望者だった。するとアノニマスから「裏K察」のサイトに新たな動画が投稿される…「次に告発するのはこの国最大の巨悪・警察」。同じ頃、万丞は刑事部長・城ケ崎明文(高橋克実)から、アノニマスの正体を突き止めるよう指示を受ける。

第7・8話には、本庁長官官房長首席監察官・森本修造役で津田、2年前の事件で犯人とされたフリーライター・沢登一役で水間、また第7話ゲストとして炎上中の会社に爆破予告をする大学生・小柳役で塩野が登場。

津田は出演にあたり「正義って捉えどころがないなあと感じました。子どもの頃は正義っていうと悪と戦うためにあると思っていたのに、このドラマに関わっていくうち、正義の敵は正義なのかもしれない…なんて思わされました」とコメント。水間も「SNSでの誹謗中傷が主題ということで、脚本を読んでとても他人事とは思えませんでした。そしてエンターテインメントを通して伝える一役になれたことを、とてもうれしく思います。ご覧になる皆さまの何か考えるきっかけになれば、さらにうれしいです」と昨今社会問題化しているSNSの問題に触れつつ、作品への参加を喜んでいる。

また、塩野は「この情報社会の中、あらゆる思想が飛び交い、それを鵜吞みにしてしまうことは多くの人に心当たりのあることだと思います。僕の演じる小柳もその中の1人です。短いシーンの中で小柳がどんな人物なのか少しでも伝えられたらうれしいです」とメッセージを寄せた。

さらに、ついにアノニマスとの直接対決が始まる最終回・第8話には、城ヶ崎の妻・涼子役を筒井、アノニマスに何らかの関わりを見せる春川雅也役を栁が務める。

筒井は「今回、私は被害にあった家族を演じました。その役に寄り添って追体験することで、私自身もネット社会の恐怖を改めて感じました。一緒にSNSについて考えるきっかけになればと思います」と役柄に込めた思いを語り、「香取さんとは初共演で、とても楽しみにしていました。香取さんと関水渚さん、娘役の河合優実さんの4人のシーンが多かったですが、全員で呼吸を合わせながらシーンを紡ぐことができた実感があります」と手応えを明かしている。

そして、栁は「最終回での出演ということで、現場はもう完成されている中での登場でしたのでとても緊張しましたが、キャストやスタッフに支えられてとても自由に楽しく芝居させていただきました。出演シーンも非常に緊張感のあるシーンでしたが、香取さん、シム・ウンギョンさん、関水さんに引っ張っていただきました。最終回はとてもハラハラする展開となっていますので、ぜひお楽しみにしていてください」とアピールした。

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