【大相撲】鶴竜 風邪の症状続くも「治ると思う」 進退かかる3月場所へ調整は順調

稽古で汗を流した鶴竜

大相撲3月場所(14日、東京・両国国技館)で進退がかかる横綱鶴竜(35=陸奥)が3日、東京・墨田区の部屋で稽古を行った。幕内霧馬山(24)と相撲を取って汗を流し、腰の状態は「何の影響もないし、しっかりケアしながらやっていけば大丈夫」と語った。

4場所連続休場と存在感を示せていないものの、調整は順調で「やっといつも通りというか、やっと体も動かせているという感じ」と手応えを口にする。合同稽古でも関取衆との稽古で元気な姿を見せるなど、本場所に向けて気合十分だ。

だが、この日の電話取材でもせき込んでいたように、風邪の症状が〝完治〟していないという。「一応、(医者から)薬をもらって飲んでいるけど、なかなか完璧に治らなくて。もう3週間くらいになるんじゃないか。なかなか治りきらないというか」

それでも、合同稽古前のPCR検査は陰性。食欲も問題なく「全然大丈夫。ちゃんと食べているし、寝るときもちゃんと寝れている。ただの風邪だったら治ると思う」と前を向いている。

「いつもの場所と変わらず。準備して取るだけかなと。特別変える必要はない」と平常心を強調する横綱。勝負の15日間へ体を仕上げていく。

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