“病み上がり”ソフトバンク今宮がソロ本塁打「いい状態でスイングできています」

中越えに本塁打を放つ今宮

本当に〝病み上がり〟なのか――。両ふくらはぎの不調で出遅れていたソフトバンク・今宮健太内野手(29)が復帰2戦目となった3日の中日とのオープン戦(ペイペイドーム)に「2番・遊撃」で先発出場し、3回二死走者なしの第2打席に中越えのソロ本塁打を放った。

相手先発・勝野がカウント1―1から投じた真ん中高めへの146キロ直球を完璧にとらえた。「体の回転でうまくスイングできました」。自画自賛の一撃は中堅手・岡林の頭上を越えて、打球はホームランテラスに飛び込んだ。

復帰初戦となった前日1日の同カードでは、いきなりの2安打で健在ぶりをアピール。出遅れを感じさせない状態の良さに「昨日から合流し、いい状態でスイングできています」。隙あらばと出場機会をうかがう若手の多いチームにあって、7月15日で三十路に突入する鷹の背番号6は「まだまだ若い選手には負けません」と力を込めた。

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