【MLB】有原航平にメジャーの洗礼 地元紙が指摘「簡単ではないと学ぶことに…」

Wソックス戦に先発したレンジャーズ・有原航平【写真:AP】

ダラス・モーニングニューズ紙「スプリングトレーニング初先発で苦戦した」

レンジャーズの有原航平投手は2日(日本時間3日)、アリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックスとのオープン戦(特別ルール)で先発登板。メジャー“初登板”は計1回1/3回を投げ、5安打3失点だった。最速は93マイル(約149.7キロ)。2回ともイニング途中で打ち切られ、有原は「ワクワクする気持ちはありましたし、その中で抑えられなかったのは悔しい。次は結果を出せるようにしたいなと思います」と振り返った。

地元メディアはどう見たのか。「コウヘイ・アリハラはスプリングトレーニング初先発で苦戦した」と伝えたのは地元紙ダラス・モーニングニューズだった。「初めての先発登板はブーイングを浴びながら終わった。効果的な投球ができていなかった」と指摘。

さらに「ブーイングは彼に向けられたものではなかった。2回2死満塁でアブレイユを打席に向かえ、レンジャーズのウッドワード監督はイニングを終わらせた。ファンは納得できなかった。アリハラも自身のパフォーマンスに満足していなかった」と伝えた。

地元紙フォートワース・スターテレグラムは「1人の打者に対しては素晴らしかった。それはすぐに下り坂になった」と報道。初回、先頭の2019年首位打者アンダーソンを遊ゴロに打ち取ったものの、同1死一、二塁から若手有望株ボーンに左越え3ランを被弾。「そこからすぐにMLBはそこまで簡単じゃないと学ぶことになった」と伝えた。

オープン戦初登板こそ結果を出せなかったものの、ウッドワード監督は「良かったと思う。ストライクを投げていたし、質の高い球も投げていた。ゾーン全体を使えていた。総じて楽しかった。彼は良い投球をしていたよ」と評価していた。開幕までしっかり調整していきたいところだ。(Full-Count編集部)

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