＜WTTコンテンダードーハ 2月28日～3月6日 カタール・ドーハ＞
3日、WTTコンテンダードーハの女子シングルス1回戦に石川佳純（全農）が登場し、アメリカ女子のエース、チャン・リリーにゲームカウント3-2で辛勝した。
全日本女王・石川佳純が登場
写真：石川佳純（全農）/撮影：ラリーズ編集部
2021年の全日本選手権で5年ぶりの優勝を飾った石川は、Tリーグサードシーズンでも9割を超える勝率を維持し、チームのレギュラーシーズン1位に貢献した。直近の2月27日には、Tリーグプレーオフファイナルに出場し、第2マッチできっちりと勝利を挙げている。
一方、チャン・リリーは2019年の女子ワールドカップでは平野美宇（日本生命）に4-3で勝利しベスト4に入ったアメリカ卓球界期待の24歳だ。
写真：2019ワールドカップのチャン・リリー/提供：ittfworld
石川、辛勝で2回戦へ
試合は、序盤から石川が思い切った両ハンドドライブを振りぬき、得点を重ねる。1点ごとに声を出し気合も十分、第1ゲームを11-8で奪う。
第2ゲームをチャン・リリーに奪われ、迎えた第3ゲーム。序盤から石川の打点の早い速攻が目立ち、リードを奪うが、じわじわと追い上げられ、逆転を許す。
ゲームカウント1-2と後がなくなった石川は、力強いラリーで第4ゲームを何とか取り返す。最終ゲーム、チャン・リリーのラリー力に、石川はチキータからの早い攻めで対抗していく。一段階ギアをあげ、簡単なミスがなくなった石川のプレッシャーにチャン・リリーがしびれを切らし、点差が離れる。
最後は石川が逃げ切り、2回戦へと駒を進めた。勝利した石川は2回戦で早田ひな（日本生命）との日本人対決に臨む。
WTTコンテンダードーハ女子シングルス1回戦
〇石川佳純 3-2 チャン・リリー
11-8/8-11/8-11/11-8/11-6
文：ラリーズ編集部
