広島のドラフト１位・栗林良吏投手（２４）が実戦でのアピールに燃えている。３日、マツダスタジアムでの全体練習ではブルペン投球やダッシュなどで汗を流し「応援してもらえることが原動力になってくる。応援に来ていただいた方が笑顔で帰れるようにやっていきたい」と初めてファンの前での投球となる６日からのオープン戦に向けて腕をぶした。
頼もしい“援軍”が側にいる。春季キャンプ後は大野寮を退寮し入団以来、離れ離れだった沙耶夫人が広島に転居してきて共同生活が始まった。右腕は「妻に自分の生活リズムを知ってもらうことができる。ここからが本当のスタートなのでいろいろ調整、試しながらやっていきたい」と二人三脚での活躍を誓った。
佐々岡監督からは守護神候補として期待を寄せられているとあって「自分がどのくらいからアップを始めてどこから投げ始めたらいい体のコンディションでマウンドに上がれるのか。このオープン戦で自分に合う調整方法を見つけていきたい」と今後は中継ぎ投手としてのルーティンを探っていくつもりだ。
「結果を出すことでチームのスタッフやたくさんの方の信頼を得られると思う。信頼を少しでも得て開幕に臨めたらいい」と栗林。即戦力として期待に応えるべく今後の実戦で本領を発揮していく。
