緊急事態宣言2週間延長にネット民は怒りも 小池都知事の公約「満員電車ゼロ」は達成か

小池都知事

5年前の公約が達成されようとしている。

小池百合子都知事(68)は2日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い7日を期限としていた緊急事態宣言について新規感染者数の減少ペースが目標に届いていないとして、解除に懸念を示し、首都圏3県知事とともに延長の要請を検討していた。これを受けて菅義偉首相(72)は3日に2週間程度の延長を表明。5日、正式に決定される見通しだ。

ネットから「これはもう終わらないだろうな」「延長とかうざい」や「みんな小池の言いなりだ」と批判の声が多くあがる中、一部からは「満員電車の解消ができているのでは?」という指摘も。小池氏が2016年の都知事選の際に掲げた「12のゼロ」公約の1つだ。

公約は「待機児童ゼロ」「残業ゼロ」などがあげられたが、どれも達成ならず…。「花粉症ゼロ」にいたっては、3月に入り多くの都民が苦しんでいることは間違いない。しかし、「満員電車ゼロ」については緊急事態宣言で時差出勤やテレワークが推奨される事例も増え、ほぼ達成されたのではないかという意見だ。

もっともこの状況を生んだのは小池氏ではなく新型コロナウイルスだが、小池氏にとっては思わぬ副産物なのかもしれない。

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