寒川町立小中で外国人英語指導者常駐へ 日常的に会話機会、「国内留学」の場提供

 神奈川県寒川町は2021年度から、小学校5校と中学校3校の全町立学校に外国人英語指導者を常駐配置する。町によると、県内公立小中学校で初めてのケースといい、授業はもとより、児童・生徒に日常的に英語の使用を促進しグローバル人材を育成する。

 町はこれまで英語、外国語を担当する日本人教員を補助する外国人指導助手4人を採用。1人が2校を担当するため同一校にいるのは週2、3日程度という。

 21年度からは新学習指導要領の全面実施に伴い、小学校の英語の時間が増えることなどから8人に増員することを決めた。学校生活全般で英語の使用定着を狙い、外国人指導者を各校に常駐させる。児童・生徒に対し実質的な「国内留学」の場を提供する。

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