JR東日本、東北・上越新幹線の大規模改修に向けて技術開発推進 模擬設備を構築

JR東日本は、東北・上越新幹線の橋梁やトンネルなどの大規模改修を、2031年度から10年かけて実施することを計画しており、技術開発を進める。

大規模改修は、1982年に開業した東北新幹線の東京〜盛岡駅間と、上越新幹線の大宮〜新潟駅間の約780キロが対象として、実施を予定している。大規模改修のために1兆406億円の費用を想定しており、2016年から15年かけて、3,600億円の引当金を積み立てることを想定している。

実物大の模擬設備を、福島県白河市のJR東日本総合研修センターに構築した。コンクリート橋約80メートル、トンネル・土工設備約30メートル、線路はコンクリート橋に70メートル、地上に約105メートルを設けた。改修材料の開発や、作業の機械化などの技術開発を進める。

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