好きな人がいる…復縁を何度も断られた男、女性殺害を認める 通勤経路で待ち伏せ 弁護側「突発的」/地裁

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さいたま地裁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県越谷市の路上で昨年9月、元交際相手の女性を刺して殺害したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた千葉県木更津市、無職の男(36)の裁判員裁判の初公判が3日、さいたま地裁(河村俊哉裁判長)で開かれた。男は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 冒頭陳述で検察側は、男が昨年7月、女性から別れを告げられ、復縁を迫ったが、何度も断られたため殺害を考えるようになったと指摘。「事前に用意した包丁などを持って犯行当日、女性の通勤経路で待ち伏せし、同行を求めたが拒まれたため、包丁で刺し殺すことを決意。女性の首を少なくとも3回突き刺した」と述べた。

 弁護側は、男が女性に、「好きな人がいる」と告げられたことで不安定な精神状態に陥ったと説明。「女性への思いの強さで何も見えなくなって突発的に命を奪ってしまった」と主張した。

 起訴状などによると、男は昨年9月30日午前9時15分ごろ、越谷市新越谷の路上で、通勤途中の会社員女性=当時(23)=の首を包丁で突き刺し、出血性ショックで死亡させたとされる。