〝激ヤセ保釈〟河井克行被告 左手薬指に指輪も「離婚説」

左手薬指には指輪が光るが…

元法務相の河井克行被告(57)が3日、保釈されたが、その胸には議員バッジが光り、左手薬指には指輪がはめられていた。

約8か月ぶりにカメラの前に姿を見せた河井被告はマスクを外すと、長めの一礼をした。公判では激ヤセしていたとも伝えられており、確かにスーツのサイズが大きく感じられた。

河井被告は妻の案里前参院議員が出馬した2019年の参院選で、広島の地方議員らに現金で合計約2900万円を渡して買収した公職選挙法違反(買収、事前運動)で公判中。河井被告は無罪を主張しているが、案里前議員はすでに有罪が確定している。

案里前議員は有罪確定前に議員辞職をして一定のけじめをつけていた。一方で河井被告の胸にはしっかりと議員バッジがつけられており、辞める意思は読み取れない。

また、河井夫妻には離婚説もあった。文春オンラインによると、案里前議員の判決文に「(河井被告は)被告人の配偶者であった」との表現があったという。過去形だったというのだ。

ほかにも、案里前議員の公判で証人として出廷した選挙陣営のスタッフが法廷で「(河井被告とは)離婚された方がいいと思っています」と話したこともあった。

2人の間には離婚がチラついているが、保釈されたときの河井被告の左手薬指には指輪がしっかりとはめられていた。

保釈金は5000万円。現金で納付されたという。保釈が認められたのは地方議員らの証人尋問が終わり、証拠隠滅の恐れがほぼなくなったためとみられている。

23日からは被告人質問が予定されており、4月9日まで続く。4月は3つの補選・再選挙があるが、連日のように河井被告がニュースになることが予想される。自民党にとってはマイナスとなりそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社