集積回路産業は中国経済の質の高い発展の土台 中国科学技術部

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集積回路産業は中国経済の質の高い発展の土台 中国科学技術部

スミトロニクスと無錫高新区(ハイテク産業開発区)による集積回路基板工場プロジェクトの調印式。(2020年7月13日撮影、無錫=新華社配信)

 【新華社北京3月4日】中国科学技術部の王志剛(おう・しごう)部長は国務院新聞(報道)弁公室がこのほど開いた記者会見で、集積回路(IC)産業は中国経済の質の高い発展の重要な土台で、中国の科学技術事業の重点でもあるとの見方を示し、中国のIC市場は世界で最も規模が大きく、最も成長が速いと述べた。

 中国半導体業協会の統計によると、2020年1~9月の売上高は前年同期比16.9%増の5905億8千万元(1元=約17円)で、伸び率は世界全体の2倍以上となった。海関(税関)総署のまとめによると、IC製品の20年の輸入額は前年比14.6%増の3500億3600万ドル(1ドル=約107円)、半導体製造装置は15.4%増の253億5100万ドルだった。

 王氏はまた、第14次5カ年規画(2021~25年)に向けた主な活動について、以下の5点を挙げた。

 ▽産業チェーンのハイエンド化を推進

 基幹技術と中核技術の突破を図り、最先端技術の配置を強化し、人工知能(AI)や量子情報、生物育種などの分野で重要な科学技術プロジェクトを実施する。

 ▽実体経済の発展を支持

 科学技術成果の実用化に力を入れ、国家自主イノベーション区とハイテク産業開発区を拠点として、ハイテク産業集積地とハイテク企業を育て、新業態、新モデルの発展を加速させる。新たな原動力を育成することで実体経済の発展を支える。

 ▽人々の生命と健康を保障

 重大疾病の予防・治療、特許権を持つ「創新薬」、医療機器などの研究開発と応用を強化する。

 ▽二酸化炭素(CO2)の排出

 CO2排出量のピークアウトとカーボンニュートラル(炭素中立)の実現を目指し、汚染対策やエネルギー資源の高効率利用、気候変動への対応などの技術的難題の攻略と応用・普及を強く推進する。

 ▽イノベーション体系全体の効率向上

 人材の活力を引き出すことを重点とし、新たな科学技術体制改革をスタートさせ、イノベーションエコシステムを整備する。