ドクター・ロニー・スミス、イギー・ポップとのコラボ曲「サンシャイン・スーパーマン」解禁

Photo by ドン・ウォズ

ジャズ・シーンの最前線で活躍し続け、30作以上のリーダー作を世に送り出したハモンドB-3オルガンの巨匠、ドクター・ロニー・スミスが、4月7日発売の新アルバム『ブリーズ』からイギー・ポップとのコラボレーション曲「サンシャイン・スーパーマン」の先行配信をスタート。(視聴などはこちら

本アルバムは、スミスが2017年に75歳の誕生日を記念してニューヨークの有名ジャズ・クラブ、ジャズ・スタンダード(惜しまれつつ昨年閉店)で行ったライヴから6曲、そして、イギー・ポップをフィーチャリングに迎え、スタジオで録音した楽曲2曲が収録されたライヴ&スタジオ合体盤となる。

すべての曲はブルーノートの社長であるドン・ウォズがプロデュースを担当し、スミスのオリジナル曲が中心だが、セロニアス・モンクのカヴァーなども収録。トリオとして長年共に活動をし、スミスが「私が何をしようとしているかすぐに理解してくれて、必要なときに常にそこにいてくれるのです」と太鼓判を押す、ギタリストのジョナサン・クライスバーグとドラマーのジョナサン・ブレイクが脇を固めている。

上記の他にも多くのアーティストが参加しているが、注目は、ミュージック・アイコンであるイギー・ポップ。2021年2月の情報解禁以降、パンクのゴッドファーザーとジャズ・オルガンのレジェンドの二人によるコラボレーションの実現は大きな注目を集めていた。今回、配信と同時に解禁された写真は、マイアミのレコーディング・スタジオで本作のプロデューサーでもあるブルーノートの社長、ドン・ウォズによって撮影されたもの。

もともとドン・ウォズとイギー・ポップは親交が深いことで知られているが、本作でのコラボレーションが実現したのは、マイアミのアート・ガレージでドクター・ロニー・スミスの演奏を聴いていたポップが「一緒に演奏しよう」とセッションに飛び入り参加したことがきっかけだったという。

その時のことを振り返り、スミスは「イギーが寄ってきて、僕と一緒に演奏がしたいと言いました。それでギグをしたのですが、彼は私たちとの演奏をすごく楽しんでいました。すぐに一緒にレコーディングすることになって、私のトリオが手伝ってくれたんです。レコーディングはとてもうまくいきました。」と語っている。

今回公開となった楽曲「サンシャイン・スーパーマン」はイギリスのシンガー・ソングライター、ドノヴァンのBillboard Hot 100のシングル・チャートで1位を獲得した代表曲のひとつとして知られており、二人の色が光るファンク調にアレンジされた「サンシャイン・スーパーマン」は必聴だ。

■作品情報

ドクター・ロニー・スミス

『ブリーズ』 

リリース日:2021年4月7日

品番:UCCQ-1134 (SHM-CD)  

価格:2,600円+TAX

視聴・予約などはこちら

© ユニバーサル ミュージック合同会社